4月5日 西公民館
手塚典子
桜の花びらが風に載って舞ってくる頃、我が家に小さな荷物が届きました。
娘婿が仕事で度々訪れる京都から送ってくれる和菓子です。開けてビックリ!花吹雪!
桜の透き通るような薄いピンクの花びらを、繊細に模して作られた、干菓子たちです。
和菓子の繊細な色や味わいは、白いお砂糖がなければ出せませんね。
「そうでしょ!!」「そうでしょう??」と会場からの声と頷き。
実は2年前この会場で「白い砂糖は身体にとって必要ないもの」と言った私の言葉をずーっと引きずってこられたそうです。
確かに、このお菓子がもたらす幸せな空気感は「心の健康には必要なもの」かもしれません。
しかし、白い砂糖には大きな欠点があります。
精製によって、糖の代謝に必要なビタミン・ミネラル(特にビタミンB群・カルシウム・マグネシウム)が全く含まれていないことです。
そのために糖尿病をはじめとする生活習慣病の原因になったり、体内のコラーゲンを劣化させて老化の原因にもなります。
今や心豊かな生活に欠かせなくなった「甘いもの」を排除することなく、かつ健康を維持していくには、白い砂糖の欠点を補ってあげることです。
家庭では、白い砂糖を黒砂糖やきび糖、てんさい糖、オリゴ糖などに代えて料理に利用しましょう。
おやつには食物繊維の多い食品、低GI(食後血糖値を急上昇させない)食品を一緒に食べましょう。
例えば、寒天や酢昆布、黄な粉やゴマ、アーモンドやくるみ、キーウイやイチゴなど。
また、こし餡よりツブアンを!