10月18日 中央ふれあい館

   髙橋 潔 会員

初めに、皆さん腰痛はありますかの問いに、数人の聴講者が腰痛だとのことでした。

実際、腰痛に悩んでいる人は高齢者だけではなく若い人にも多く、現代の“国民病”とも言われており、国民生活基礎調査によると腰痛は男性の自覚症状の第一位、女性は肩こりに次いで第2位で腰痛に一度も悩むことなく生涯を終える人は僅か1~2割というところから入りました。

3カ月以上腰の痛みが続く状態を“慢性腰痛”と呼び日本には約1,500万人の患者がいると推定されているとの説明をパワ-ポイントを使って講演しました。

次に参考資料として配布した脊柱管・脊柱管狭窄症の図の説明を行い下記について聴講者と共に考えました。

1、腰痛の様々な原因

2、加齢による腰痛対処法

3、ロコモティブシンドローム・サルコペニア・転倒等について

4、腰痛予防法

5、こんな腰痛の時は早めの受診を

・発熱を伴う

・じっとしていても痛みがよくならない

・足のしびれや麻痺、排尿・排便困難を伴う

特に5、の早めの受診は念を押しお伝えしました。

最後に自身の2度受けた脊柱管狭窄症手術について具体的にMRI写真や実際に1回目に使用したインプラントをお見せし話をしました。インプラントに皆さん興味津々でした。また、体験談に聞き入って頂き講演者としても感謝です。