4月3日 西公民館
手塚典子 会員
健康でいるために必要な3つの柱は、バランスよく色々なものを食べること・適度に運動すること・7時間前後の睡眠をとることです。が、それにプラスして大切なことは、出来るだけ笑顔でいることです。
四季折々の和菓子や、フルーツたっぷりの洋菓子には、見ているだけでも頬が緩んでしまうような魅力があります。白い砂糖の魔力でもあります。
しかしながら、白い砂糖には大きな欠点があります。代謝してエネルギーを作るのに必要な、ビタミンやミネラルが取り除かれてしまっていることです。そのために、甘いものの摂りすぎは糖尿病をはじめ生活習慣病発症の原因にもなっているのです。
では、健康的におやつと付き合っていく方法を考えていきましょう。三度の食事に食後高血糖を防ぐ方法として食物繊維の多いものから食べようというベジファーストを、おやつタイムにも取り入れる事。食べたら動く、など。
また、日常家庭で使う砂糖を、ビタミンミネラルの含まれた黒糖やきび糖、甜菜糖などに代えていく方法もあります。その中で、今回は、最近広く知られるようになったオリゴ糖を取り上げました。一般的にスーパーなどで売られている液体のオリゴ糖は、砂糖を液状にしたシロップに10%~30%のオリゴ糖を溶かしたものです。
では、オリゴ糖とは一体どういう糖でしょうか。
テレビのコマーシャルでもおなじみになりました「糖として吸収されない」糖なので、当然血糖値の上昇は抑えられます。小腸で吸収されず大腸で善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)の餌となり善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。発酵して生成された短鎖脂肪酸は大腸から吸収されて、ビタミンKやビタミンB群を作るなど体内のビタミン補給にも貢献する“糖”なのです。