3月20日 中央ふれあい館

小林生夫会員

外界の変化、環境の変化、自分自身の身体の変化を最初に「感じる」のは、人体のあちこちにある「受容器」です。受容器で受けた刺激が脳で処理されて変化にどのように対応すればよいかという結論を出して、行動を起こしたり、ホルモンの分泌をしたり、各臓器に指示を出したりという反応をします。 受容器で刺激を受ける、それを脳で処理する、何らかの反応をするという流れがうまくなされると、健康を保つことができると考えられます。この三つからなるプロセスの中で、受容器からの刺激を脳が正しく処理するということが、うまくいかなくなると、場合によっては、よくない生活習慣を生み出して病気に至ることも考えられます。

そこで、脳の神経細胞の活性化をして、脳を正しく働くようにするために、指遊びをすることがお薦めです。手には5万個もの感じる部分があって脳に情報を送っているそうです。今日は、わらべ歌二曲準備しました。「子どもと子どもが喧嘩して」と「いわしのひらき」です。どこの筋肉を使っているかを感じながら、指遊びをしてみましょう。ちょっとした隙間時間に指や腕を動かすと、運動不足の解消になるかもしれません。

野球選手は打席に入るときの動作を、ラグビー選手はゴールキックの前の動作を、相撲力士は土俵に上がるときにする四股など、体を動かすことを心身の良い状態に直ちにもどる動作をもっています。

私たちも健康な状態のときに、直ちに戻ることができる動作を身につけることをお薦めします。ラジオ体操などの動作の一部を取り入れてもよいです。その動作をするから気持ちよくなる。気持ちがいいからその動作をする。どちらであってもかまいません。すこし、もやもやしたり、いやな気分のときにその動作をしたら、たちどころにスッキリする。そんな動作を身に着けることができたらよいですね。