4月19日    新郷公民館

田村欣也 会員

健康の“大前提”として「体調がおかしかったら、迷わず医師に診てもらうこと。そして転ばないように」と申し上げあげてから本題に入りました。

◎百寿者は同じ時刻に起き、朝食から三食きちんと食べる。「朝食をほとんど食べないという人は3%しかいない」という調査結果を紹介。そして、「皆さんの身体は”食べたもの”でできているのですから、“年をとったから食べなくても良い”などと勝手に思い込まないでください」と申し上げ、「低栄養は万病の元」ですと念を押しました。そして、お出かけの際は口臭をなくすというエチケットの面からも、必ず朝食を摂って下さいと付け加えました。

◎歩くなど適切な運動を続けてください。ややきつめの運動は食事の後、薬を飲んでからにしてください。朝は薬の効果が最も薄くなっているからです。

運動は「駅まで歩く」、「散歩する」「掃除・洗濯などの家事」「入浴中や寝室での軽い“動き”」でも十分です。無理をしないで続けてください。

歩くということは「片足立ちの連続技」ですから「小石に歳を教えられ」にならないよ

うに。転倒の半分以上は、家の中や庭で起きていますから、油断しないように。

◎人付き合いも大切。「人の寿命は友人の数で決まる」とも言われています。

◎喉の渇きは人間の感覚の中で最も鈍感ですし、朝は最も血液が濃くなっていますから「早めに、こまめに、一回一口」で、水分をしっかりとって下さい。腸が動き出し排便にもつながります。

◎睡眠は疲労を取る唯一の「手段」です。睡眠不足は免疫の働きを低下させることに繋がります。また、睡眠不足が認知症や糖尿病の発症に関連していると指摘されています。

最後に、「寝る1~2時間前にぬるめの風呂につかることで、深部体温が下がり寝つきやすくなる」と言われていることを紹介しました。