7月3日
川口市立西公民館
佐藤 玲子 会員
自分で考えたことを自分の足で行動変容に移せることの幸せ。例えば美味しい物が食べたいとお店まで分かっていても自分で歩くことが出来なければ第三者の力を必要とします。今の皆さんの歩ける幸せをいつまでも続けられるようにとテーマを決めたことから始めました。
元気な高齢者の方がいる反面、要介護状態になってしまう高齢者が増えているという事で
厚生労働省が2019年に発表したデーターでは要介護状態の高齢者が増えて、しかも原因が認知症、脳血管疾患に続き三番目に高齢による衰弱、転倒、骨折が多い事が分かりました。衰弱、転倒、骨折はまさにフレイル(脆弱)、サルコペニア(筋肉量、筋力の低下)状態です。転倒骨折予防にはタンパク質をしっかり摂取し筋肉量を増やす事が大切です。
タンパク質は筋肉、臓器など体を構成する成分でホルモン、酵素、免疫抗体などの原料にもなります。各組織では常に古いタンパク質と新しいタンパク質の入れ替えが行われています。
そのためにタンパク質をまとめて大量に摂取しても利用しきれない分は余りとして肝臓で尿素に作り替えられ、腎臓から尿として排出されます。タンパク質を大量に摂取することは腎臓、肝臓にも負担がかかり体調を崩すことに繋がるために、1日に摂取するタンパク質の目安量は
体重1kgに付きタンパク質1gと考え、65歳以上の方の筋肉量維持には1kgに付き1.0g以上を摂取することが望ましいです
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タンパク質は一度に沢山摂取しても使用されなかった分は排出される為に 肉、魚、牛乳、卵などの動物性タンパク質、豆腐、納豆、黄な粉、高野豆腐、ゴマなどの植物性タンパク質をバランス良く1食に偏らず1日朝、昼、夜の3回の食事で出来るだけ均等に摂取するのが望ましいです。
食事は1日3食、バランスの良い食事を美味しく食べて歩ける幸せを続けましょう!!