7月17日
川口市立中央ふれあい館
田村 欣也 会員
時節柄まず熱中症予防について話しました。熱中症になりやすい気候条件で特に注意すべきは気温と湿度です。最近は熱中症警戒アラートが発せられるようになり熱中症への対応がより一層きめ細かなものになりました。
照り返しが強いアスファルトの道では日陰より4~5度高くなることがありますから、特に背の低い小さなお子さんを連れている時は十分に注意して下さい。間もなく梅雨が明けますが、梅雨明け直後の「第一熱波」は特に注意しましょう。体が暑さなれしていないからです。暑い夜はエアコンはつけっぱなしで寝ましょうなどと熱中症対策について話をしてから本題に入りました。
百寿者は同じ時刻に起き、朝食から三食きちんと食べます。朝食をほとんど食べないという人は3%しかいません。低栄養は万病の元です。お出かけの際は、口臭をなくすというエチケットの面からも必ず朝食を摂って下さい。
歩くなどの適切な運動を続けましょう。ややきつめの運動は、食事の後薬を飲んでからです。朝は薬の効果が最も薄れているからです。運動は無理をせず、体調に合ったやり方で続けてください。
歩くということは「片足立ちの連続技」ですから「小石に歳を教えられ」ないように気をつけて下さい。
人付き合いも大切です。「人の寿命は友人の数で決まる」とも言われています。
喉の渇きは人間の感覚の中で最も鈍感です。喉が渇いたと感じる前に水を飲んで下さい。「早めに、こまめに一回一口」です。
睡眠は疲労を取る唯一の手段です。睡眠不足が認知症や糖尿病の発症に関連していると指摘されています。最後に、寝る1~2時間前にぬるめの風呂につかることで深部体温が下がり寝つきやすくなるという研究発表を紹介しました。