8月20日

川口市立戸塚西公民館

田村 欣也 会員

本題に入る前に異常な暑さが続いているので、気温がたとえ25度くらいでも湿度が80~90%で風がないと熱中症を発症する危険があります。特に高齢者は注意して下さい。熱中症予防には水分の補給はもちろん、睡眠と食事と適切な運動が大切です。室内ではクーラーを使いましょう。

9万人余りいる百寿者は同じ時刻に起き、食事をとります。朝食をとらない人は3%しかいません。朝食は排便を促しますし口臭を消してもくれますから、午前中にお出かけの際には必ず朝食をとって下さい。

良い姿勢で、できれば歩幅を広くして歩いて下さい。でも無理をしないで。朝の運動は食事のあと水を飲み、必ず薬を飲んでからです。朝は前の日に薬を飲んでから時間がたっていて薬の効き目が弱くなっているからです。

歩くということは「片足立ちの連続技」ですが、思っているほど足は上がっていません。「躓いた小石に歳を教えられ」です。

「喉の渇き」は人間の感覚の中で最も鈍感です。喉が渇いたと感じた時はかなり水分不足が進んでいます。水は「早めに小まめに」飲んで下さい。便秘の予防にも水分の補給を。

睡眠は疲労を取る唯一の手段です。また睡眠不足は認知症や糖尿病の発症にもかかわりがあります。そして睡眠時間を確保するには、起床時間を遅らせるのではなく、早く床に就くことです。深部体温を下げてからですと寝つきやすいので、就寝2時間ほど前にぬるめの湯につかり、入る前より深部体温が下がった頃床に就くと寝つきやすいです。