9月4日

川口市立西公民館

田村欣也会員

熱中症の危険が続いているため、まず熱中症予防についての埼玉県の広報誌を紹介しました。高齢者向けのはなしで、「(さ)は3食しっかり。(い)は意識して水分を。(た)はたっぷりの睡眠。(ま)はまずエアコン使用」というものです。

本題に入りました。喉の渇きは人間の感覚の中で最も鈍感なので、早めに水を飲む習慣を付けましょう。起きたらまず一杯の水を。胃を刺激して朝食をおいしくし、便秘対策にもなります。また甘いお菓子を食べすぎた時や二日酔いの時などは少し多めに飲んだ方が良いでしょう。人に会う前にも水を飲みましょう。気持ちが落ち着きますし、口臭を消してくれます。お風呂では汗をかきますから、入る前に水を飲むと良いでしょう

専門家によって異なりますが、水分は1日2・6ℓくらい必要だと言われています。「水やお茶などで1・4ℓ、ご飯やみそ汁・牛乳・魚・肉・野菜などの食事で1・2ℓ」ということです。また、汗とは別に身体から出て行く水分は「不感蒸泄」といい睡眠中も含め1日1ℓ程度です。

暑い時トイレへ行く回数が減るのは汗をかいたりして脱水が進んでいるため、身体が水分を失いたくないからです。また、就寝後はトイレへ行く回数が昼間に比べて減るのは、睡眠を妨げないように膀胱の許容量が増えるからです。

水は“早めに、小まめに”です。「喉の渇きはほかの感覚に比べて感じるのは遅いからです」と、重ねて水分を早めにしっかりとるように心掛けて下さいと話しました。

そして最後に「おいしい水は13度と70度で、まずいのは体温に近い35度」と言われていることを紹介、さらに大相撲の「力水」と「水入りの相撲」についても少しふれました。