10月26日
川口市立領家公民館
佐藤 玲子 会員
初めての会場で皆様とても熱心に耳を傾けて頂き、中には74歳の女性で40分自転車通勤をしているという元気な方が最前席でメモを取りながら聴講、町内会会長という男性の聴講者の方も。
人生100年時代、自分の意志で考え、自分の足で行動変容が出来る、歩ける幸せと、要介護状態で過ごす時の流れには雲泥の差が出てきます。特に要介護になる原因の第3位の衰弱、転倒、骨折に関しては毎日の生活習慣の改善で予防が可能です。
タンパク質は「身体の素」と言われ筋肉だけでなく脳、毛髪、内臓、ホルモンなど身体の固形部分を占める需要な栄養素です。摂取エネルギーが不足した際には生命を維持する為に身体を構成しているタンパク質を分解してエネルギー代謝に利用します。
タンパク質は毎日分解、合成を繰り返しているために食事から摂ったタンパク質は一定量が体内に蓄えられますが体内のどこか一定の場所に蓄えられるのではなく血液、肝臓、筋肉、細胞膜など身体全体に保存されています。タンパク質を沢山摂取しても決められた量以外は脂肪として蓄えられる部分も有りますがほとんど尿として排泄されます。その為に3食(朝、昼、夕食)均等に摂取る事が大切です。
厚生労働省ではタンパク質日本人の1日の推奨量として(日本人の摂取基準2020年版)男性18~64歳で65g、65歳以上で60g。女性は年代を問わず50gとしています。この量は1日に失われるアミノ酸を補い、身体を構成するタンパク質を維持する為に必要な量です。活動量が多く筋肉を増やしたい人は推奨より多くのタンパク質を摂取する事としている。
タンパク質1日60g以上の摂取方法を「Lの卵」1個を基準に説明。今日の歩ける幸せを続けるために1日3食、バランスよく食べて運動も。