11月26日

川口市立鳩ヶ谷公民館

舘野 恵子 会員

子どもは無邪気によく笑いますが、大人になると笑いは随分減ってしまうようです。

様々な心配事や悩みが増え、健康面でも痛みや不自由さを覚えて、不安になってしまうこともあるでしょう。でも、できる限り、いつまでも元気でいたい、健康でいたいということは誰もが願うことだと思います。日々の生活のなかで、規則正しい生活・栄養バランスのとれた食事・適度な運動・睡眠と休養などは大切です。さらにご自分に合った健康法を取り入れて実践されている方も多いことでしょう。

これらのことに、さらに「笑い」を加えていただけたらと思います。笑いは心と体を元気にすることができます。是非、しっかり声を出して笑ってください。表情筋やのど・おなかの筋肉・横隔膜も鍛えられ、血流が良くなります。重く暗い心も、笑いが和らげてくれることでしょう。

前半は笑いの健康効果について説明し、後半は笑いの体操(笑いヨガ)を実践しました。最初に「ホホハハ体操」です。口をとがらせて「ホ」、口角を上げて笑顔で「ハ」です。口角を上げると、脳は嬉しいことがあると思い、幸せホルモンが分泌されます。次に手を添えます。空気を前に押すように「ホッホ」、空気を下に押すように「ハッハ」。最初はゆっくりと、次はだんだん速く行いました。しっかり声を出して「ホッホハッハ、ホッホハッハ・・・」。これはいつでもどこでも出来ます。

日々の生活で、どこにも出掛けず、誰とも話をしなかった、という日もあるかもしれません。そんな日は、鏡を見ながら笑顔で自分に話しかけて、声をしっかり出していただけたらと思います。師走を迎え、何かと慌ただしい時期となりますが、毎日の生活の中で笑いを意識して、お元気でお過ごしください。