11月26日

川口市立鳩ヶ谷公民館

 岡 章次 会員

冒頭「11月26日は何の日かおわかりになる方、手があげて頂けますか」と質問致しました。多くの方がおわかりで、「お風呂の日」ということでお答えされました。気持ち良く入浴して頂き、一日の疲れを癒したいです。入浴の際の注意点に少し触れ、本題に入りました。

人の体は食べるもので作られます。日常生活に必要な買い物をするスーパーマーケット業態でも、たくさんの品揃えがされ販売されています。食べるものを選ぶだけでも迷ってしまうほどです。たんぱく質がどんなものに多く含まれているか、クイズ形式でお聞きしましたが、その点はほぼ全員がおわかりでした。良質なたんぱく質が多く含まれている食材は肉・魚・卵・大豆製品・乳製品等です。これらの食材をちゃんと摂って頂くことです。

たんぱく質は筋肉・血液・骨・皮膚・毛髪・爪・内臓等の材料に、更に、酵素・ホルモン・神経伝達物質・抗体などの材料にもなっており、体にとって極めて大事な栄養素です。最近の傾向として高齢者のたんぱく質摂取量減が「国民健康栄養調査」でも明らかで、問題視されています。たんぱく質摂取不足によって、様々なトラブルが発生しますが、特に筋肉の衰えに影響します。それによって、サルコペニア・ロコモ・フレイル、最後には要介護に認定される結果にもなりかねません。これは当たり前ですが、参加者誰もが、要介護状態にはなりたくありません。たんぱく質摂取不足にならない食生活を送って頂くことが必要です。

ただ、たんぱく質摂取が大事だと言ってもその摂り方にも注意が必要です。

朝・昼・夕の三食なるべく均等に摂って頂くことが大切です。一日に必要なたんぱく質を一度の食事で摂ると、それが利用されなく、逆に弊害にもなります。体たんぱく質合成に使われません。正しく、たんぱく質摂取をして頂いて、いつまでもお元気で過ごされることを願い、講演を終えました。