1月24日
川口市立新郷公民館
佐藤 玲子 会員
参加者の皆さんはとてもお元気な方達ばかりでしたが今や人生100年時代と言われ、これから20年、30年、40年と過ごすわけですがその間今日の元気を維持し、自分の足で動ける幸せを続けていくためには食事に関して「意識」を持つことの必要性から始めました。
私達が体を動かす活動源になるエネルギーと筋肉、血液、ホルモン、酵素など体を構成しているタンパク質が不足している状態がテーマの低栄養です。この低栄養状態が続けばフレイル、サルコペニアの状態になり要介護に結びついてしまいます。予防するには糖質、タンパク質摂取が必須です。タンパク質は身体を構成することに加えて、食物からの摂取エネルギーが不足した際には、生命を維持するために、タンパク質を分解してエネルギーとして利用します。
タンパク質は毎日分解合成を繰り返しています。まとめて大量に摂取しても利用できない分は脂肪として蓄えられる部分も有ればアンモニアや尿素を沢山作り出して最後は尿として排出されます。その為にタンパク質を効率よく摂取るには
朝昼夕と3食均等に摂取することが望ましいと言われています。
1日の推奨量として(日本人の摂取基準2020年)では男性18~64歳 65g、65歳以上 60g 女性は年代を問わず50gとされています。参加者の皆さんの様に良く動く方、筋肉を増やしたい方は推奨より多くの摂取が必要です。
タンパク質を1日3食均等に20~30g、1日のエネルギー摂取量の目安を卵(L)70g1個基準に摂取する方法を説明。食べる事を「意識」して今日の元気を維持しましょう。
終了後「私達82歳、85歳」と元気な聴講生が。好奇心をもって行動することの大切さを目のあたりにした講座でした。