4月23日
川口市立中央ふれあい館
海老名 則子 会員
悪天候にも関わらずお越しいただき、如何に「認知症」に対して皆さんの関心度が高いことを感じました。
認知症の種類は
①アルツハイマー型認知症「睡眠負債」という事で決して高齢者になってからではなく20年以上もかけてアミロイドβという蛋白質が蓄積され一朝一夕ではないと云われます。
②脳血管性認知症は脳の血管が障害で栄養、酸素が行き届かなくなり近くの細胞が死滅
➂レビー小体型認知症は「αシヌクレイン」という蛋白質が蓄積する。症状には幻覚、妄想が起き易いが
➃前頭側頭型認知症は「タウ蛋白質」が蓄積する。この説明をした後に薬「レカネマブ」にも触れました。
先日新聞に埼玉の医療機関で中間報告というので載っていました。早期投与で効果大という記事です。「治す」のではなく「進行を緩くする」という事で、皆さんは「治す」と勘違いされている方も多い様でした。投与期間にも制限があり、副作用もあり、検査等高額という事も説明し、健康保険にも入っているし、子供達に迷惑をかけたくないという宣伝に惑わされている方も否めなかったようです。
先ずは昨年1月に施行された「認知症基本法」の身近な点を説明。●国民の理解●生活で認知症の人の「意志」を尊重●認知症の人や家族が他の人と支え合いながら地域で安心して暮らす。●認知症の新たな知見、技術の活用。前と違った考えで接する事が必要。
且つ「共有」「共存」が大切な事を新聞に投稿された軽度認知症(MCI)の方の記事を読みながら、皆様にも知っていただきました。
恐れるだけでなく誰もがなり得る事であればこそ、この言葉通りに「共有、共存」は大切だという事を頭の隅に置いてこれからの人生を楽しくお過ごし出来たらと御伝えしました。