5月20日

川口市立戸塚西公民館

田村 欣也 会員

人はなぜ眠くなるのでしょうか。疲労を回復するためです。ですから、眠気を感じることは大切なことなのです。

掃除、洗濯、畑仕事などの家事や夕方の運動などで適切に体を動かしますと、心地よい疲れが夜の睡眠を誘います。

夕食は遅くとも就寝3時間くらい前には終わったほうが良いです。食事が遅いと胃腸が働き続けて入眠しづらくなるからです。

お風呂は寝る2時間ほど前に入り、湯船に浸かるのが良いでしょう。血管が拡張して手先や足先から熱を逃がすのでいったん上がった体温も下がってきます。

寝つきの悪い人は眠くなってから床に就くようにしましょう。水分補給も大切です。睡眠中にも夏はコップ2杯分の水分が出てゆきます(不感蒸発)。ですから、就寝1時間以上前に、トイレが心配な方は白湯をお勧めします。

就寝 「昼間の悩みは寝床に持ち込まない」。寝返りを打てることも大事。ストレスをとり血液やリンパ液を循環させるのを手伝います。

朝は同じ時刻に起きるのが理想的です。血圧の高い方は目が覚めてから10分ほどは床の中にいた方が良いです。

睡眠については普通に眠っているのに、睡眠不足だと感じている人もいます。気になる方は専門医に相談することも考えた方が良いと思います。

睡眠の長さは夜の長さで変わります。夏は冬に比べ夜が短いので睡眠時間も短くなります。

睡眠不足ですと、食欲が増して体重が増えたり、糖尿病や高血圧に繋がる恐れもありますので気を付けましょう。

高齢者は6時間でも良いのですが、大切なことは目が覚めた時に「からだが休まった」と感じるかどうかです。