5月21日

川口市立中央ふれあい館

南野 和治 会員

ストレス解消の効果に笑うことと泣くことがあるということを話しました。特に笑うことの効果はすでに皆さんが認識していることなので復習のつもりで聴いていただきたいことをお願いし講演に入りました。

笑いの効果については四つの効果を提示し、ストレス解消、リラックス効果以外に運動効果もあること。大笑いした時はおなかが痛くなり腹式呼吸となり有酸素運動を行っている状態になる、大笑いをしている間のエネルギー消費量は公園を軽く散歩している程度の運動量に匹敵するとも言われています。

また笑うことでソーシャルサポート効果もあります。社会や周囲の人たちからの支援や人とつながりやすくなる。人間関係が円滑になり仕事の成功率も高いと言われています。いずれにしても笑いはお金もかからない副作用もない特効薬です。 そこで笑うための手段としていくつかの具体例を示しました。

気分転換を兼ねて「座ってできる簡単な生活体操」を行い、体をほぐし、リラックスしてもらいました。

そして後半は涙・泣くことの効用について話を展開しました。人はどうして泣くのかということ。人が最初に涙を流す、泣く原因や成長するにつれて流す共感の涙・感動の涙等を説明しました。

そして涙には(1)基礎分泌の涙(2)反射の涙(3)情動の涙のあることを説明し、特に情動の涙を中心にストレス解消の効果を体験談を交えて話しました。

他に泣くことの効果として安眠効果・痛みの緩和等を話し、最後にストレス解消の効果として涙の効果は長時間(1週間ほど)持続する。

しかし毎日の号泣は大変です。そこで普段は笑って元気を出し週末に号泣して溜ったストレスを洗い流すのがベストであると話しました。