6月18日
埼玉県老人クラブ連合会『健康づくり大学』
於:総合福祉センターあしすと春日部
舘野 恵子 会員
健康的な生活を送るための基本として、規則正しい生活・栄養バランスのとれた食事・適度な運動などは大切です。でも中には、運動は苦手な方や体を動かすことがおっくうだと感じる方もいるかもしれません。そんな方にも「笑いヨガ」はお勧めです。誰でも出来る簡単な健康体操です。いつでもどこでも出来て、道具は何も使いません。
笑いには健康を守る力、人と人をつなぐ力があります。笑いの研究は進められていて、心身ともに良い影響を与えることが科学的に明らかにされてきています。また、地域の方々とのつながりが薄れている現代において、笑顔や笑いは、人間関係の潤滑油となることでしょう。
笑いヨガは、おもしろさや気分で笑うのではなく、笑う動作・体操をするのです。インド人の医師が考案したものですが、今では世界中に広がっています。そして得られる健康効果は、本当におかしくて笑ったときと同じなのです。
それでは、1つ笑いの体操をやってみましょう。「けんか笑い」です。現代はストレス社会と言われています。特に人間関係からくるストレスはとても大きいと言われています。文句を言いたくなることもありますが、面と向かって言ってしまったら喧嘩になってしまうでしょう。そんなときは、言葉の代わりに「ハハハハハハ・・・」と指を立てて笑います。怒りのエネルギーを発散します。しっかり声を出して笑って、表情筋や喉の筋肉、横隔膜を鍛えることもできます。
他に、リラックス効果のあるゆっくりと深い呼吸なども行いました。みんなで集まると、笑いの伝染力が働いて笑いやすくなりますが、笑いヨガは一人でもできます。「ホッホッハッハ、ホッホッハッハ・・・」「ハハハハハハ・・・」おうちでも笑顔で、お元気にお過ごしください。