6月17日
川口市立戸塚西公民館
佐藤 玲子 会員
参加者全員が女性。この暑さの中で参加して下さっているだけに、皆さん頷き、メモを取られる方も多く、健康に関する意欲が高い方達でした。
タンパク質は身体を作る上では欠かせない要素です。
特性として、タンパク質は多く摂ればとっただけ筋肉に合成されるわけでなく、タンパク質は常に分解、合成が行われて一定量が血液、肝臓、筋肉、細胞内外など体全体に蓄えられます。
利用されなかったタンパク質は尿として排出されます。 肉、魚などの動物性のタンパク質の摂取が多いと動物性脂質の摂取量が増え太るだけでなく、血中のコレステロールも上昇し動脈硬化や心臓病、脳卒中等に繋がるおそれも有ります。
動物性タンパク質を過剰に摂取することで腸内環境も乱れます。 また食物からの摂取エネルギーが不足した際には体を構成しているタンパク質を分解してエネルギー代謝に利用します。
自分の現在の筋肉量の判定に簡単な指輪っかテスト(利き足でない足のふくらはぎの最も太い部分を親指と人差し指で囲み繋がらなければ筋肉有り、重なれば筋肉不足と判断)をその場で実践。
タンパク質の1日摂取量として高齢者はフレイル、サルコペニアなどを考慮し体重1㎏に付きタンパク質1.2g~1.3gを摂取することが望ましいです。タンパク質を3食均等に摂取できる目安を「Lの卵」70gを基準にバランスよく摂取する方法を説明。これに体を動かす事を加えて、どんな事でも続ける事が成果に繋がる事を伝えて終了。