5月27日
ふじみ野市鶴ケ岡コミュニティーセンター
中鉢 芳子 会員
どんよりした曇り空、九州地方は既に梅雨入りした事から話し始めました。日本列島は長く桜前線でも分かりますが、各地の気候やお天気に大差が有ります。
まず皆さんが混乱しがちな「季節性不調」と「気象病」の違いをお伝えました。最初にお伝えする事で「気象病」に対する理解が深まると考えました。季節性不調とは「五月病」「熱中症」「花粉症」などが代表的な病気として上げられ、気象病同様にこれらも医学的な病名では有りません。
気象病とは
- 医学的病名ではなく通称名の病気(不定愁訴状態)なので「東洋医学」の得意分野。
- 原因は「自律神経の乱れ」と考えられており「三叉神経」も影響している。
- 気温・気圧・湿度の変動により生じる不調で個人差が大きい。
イメージを聴講生の頭の中で作って頂いたのでプロジェクターを活用し神経系の話から始まります。午後の眠くなる時間帯なので神経系のお話は「じゃんけん」を組込んだ参加型講演にしました。
内耳の前庭神経が気圧を感じ取り、痛みを脳に伝え、自律神経に影響する流れをお伝えしたり、自律神経の乱れは睡眠にも大きく影響し、シニア世代は調整が下手になる現実もお伝えしました。
その後東洋医学の考え方から、気圧の影響で起こる風邪と、湿邪の影響の水滞で身体が冷え不調起こす事などを伝え「気象病」と「六淫邪気」への理解を促しました。
最後に「笑いヨガ」を取り入れた「頭の血行促進体操」を会場の皆さんで行い、1日3回する事で三叉神経痛や気象病の予防になる事を伝えました。
まとめで「睡眠・食事・笑い・運動」を取り入れた基本的生活習慣を整える事が「自律神経を整える」事をプロジェクター画面で確認しながら全員で唱和して講演を終えました。