講演者:大嶌 悠美生 会員

11月12日(水)「若返り健康講座」を川口市立里公民館にて行いましたところ、100名近くお集まりいただきました。以下講演の内容について記します。
近年、日本人の平均寿命はかなり延びてきていますが日常的に介護を必要としないで、いかに自立した生活が送れるよう健康寿命を延ばしていくことが大切かと考えます。それにはロコモティブシンドローム(運動器症候群)にならぬよう日頃から運動をして筋力を維持していくことが大切です。そのための日常生活の心構えと筋肉運動についてお話をさせていただきました。

介護 寝たきり

  1. 寝たきり
  • 寝たきりになってしまう原因
    原因はいくつかありますが、「骨折・転倒」「関節疾患」により動かさない部分が、結果として動かなくなってしまうことの廃用症候群になってしまうことです。
  • 寝たきりにならないためには
    体の筋肉や関節をまんべんなく使う。「精神の若さ」を持ち続けること、生活習慣の改善などです。
  • 自分の運動器の総合力をチェックしてみる(筋肉や関節、運動を行うための骨格や神経など)
    片足立ち、手伸ばし、行き帰り、ロコモ、認知症リスク、メタボなどです。
  1. 精神の若さを保つ3つの習慣
    <新しいことへの取り組み、口癖を変える「もう年だから」は禁句、人とのコミュニケーションなどです。
  2. 運動で体を錆びさせない
    自立した生活を送るには3つの「運動能力」が必要です。持久力、下肢体幹筋力、バランス能力などです。いくつかのトレーニング方法を皆さんと一緒に行ってみました。
  3. 高齢者の転倒
    高齢者の転倒は「骨折」や「けが」が、その後「寝たきり」につながりやすい。そのため注意することは家庭内の危険ポイントを少なくしたり、歩きやすい靴を選ぶことです。そして筋力低下、バランス障害を防ぐことです。
  4. 腰痛
    腰に負担をかけない動作を知っておく、立つ・座る・かがむ・ひねるについて
  5. 老化や病気を防ぐ正しい生活習慣をおくる
    たんぱく質、抗酸化物質を摂る、睡眠の確保などです。

*いつまでも元気な体で自立した生活を送りましょう!で終了しました。