講演者:南野和治 会員

12月3日西老人会で話をしました。

寒さに向かう時期ですが西公民館の会場は老人会の皆さんの熱気が溢れていました。先ず、皆さんに人生の最も輝く時期はいつでしょうかとの問いかけから、今日の講演に入りました。

そして、理想の人生は、この会場にいらっしゃる皆さん(現役引退後のシニア)の時代であるということ、そして、この時期を元気で長生きし、生きがいのある生活を送ることが理想の人生であると呼びかけました。
ただし、この黄金時期にあって、理想の人生を阻むもの(障害)として大きく二つあることを提示しました。

その一つは、病気(老化に伴い免疫力等の低下)特にがん。
二つ目は、認知症であることを話しました。

今日は、高齢者に多く、この20年間に6倍にも急増している認知症の予防に焦点を当て話を進めました。先ず認知症のボケともの忘れ(脳の老化現象)との違いを述べ、本題の認知症の予防策について、次のライフスタイルを意識、実践することで認知症から身を守ることができる旨を話しました。Fotolia_52833004_XS

1.散歩する。 脳への血流増加
2.新聞や本を声に出して読む。脳のさまざまな部位が活性化
3.料理をする。さまざまな感覚総動員
4.人と付き合う、社会とつながる
5.日記を書く。日記を書くことで毎日(1日)のけじめがつく
6.常に持ちたい「恋心」。異性へのときめきこそが認知症防止の最良の秘訣。

 

続いて、まとめとして、みなさんのお手元に配布した、認知症予防の替え歌を会場の皆さんと一緒に歌いました。

次に、体と心に留意することにより最も叫ばれている「健康寿命」をのばそうという趣旨の話をしました。
体に関しては、

しっかり睡眠をとる。
タバコは吸わない。
水(よい水)を充分に飲もう。
老化防止の抗酸化食品、また免疫力低下を補う食品をとること。
などを具体的な事例をあげ、話を展開しました。ここで、リラックスを兼ねて、座ってできる健康体操を紹介、短時間皆さんと一緒に行いました。

最後に気持ちのありようが老いにうち勝つと称して、下記の老いない六つの生き方を話しました。
① 常に好奇心と挑戦。
② 今を生きる。
③ 仲間との話し合い、新しい友達を作ろう。
④ 笑いを忘れない。
⑤ 足腰を使おう。
⑥いくつになっても恋心を持とう。

終わりに、皆さんに、何よりも生きがいある生活を送り、悔いない理想の人生をめざしてほしい旨を切望し講演を終了しました。