講演者：長谷部美紀代 会員
１月21日(水) 南鳩ヶ谷公民館で講演しました。雪混じりの寒い朝でしたが、嬉しいことに大勢のご参加をいただきました。
テーマは「食事の工夫が健康のカギ！」～新型栄養失調にならないために～で進めました。 まずは冬の健康管理について、インフルエンザの予防接種や高齢者の死因の95％が肺炎であることをお伝えし、肺炎球菌の予防接種は5年ごとに接種すればよいことを説明しながら接種をお勧めしました。また、高血圧が脳梗塞や心筋梗塞などにつながることを説明し、トイレ、脱衣場、ふろ場の室温に気をつけること。部屋での転倒事故が多く、骨折につながることなど、春までお元気で過ごしていただきたいとの願いから話しました。
新型栄養失調については、その実情とたんぱく質は摂り過ぎても排泄されてしまい、腎臓に負担をかけること。摂り過ぎないためにはたんぱく質をどの位とればよいかをパワーポイントを使い、食材を見て確認していただきました。
また五色の食材(赤・白・黄・緑・黒)を1食の献立に使うことにより、目で見て栄養バラスンスをとる方法を、それぞれの食材の色の持つ体への効果を説明しながら進めました。また、食事は銘々に盛り付けると、食べ過ぎを防ぎ、体調管理に役立つこと。
その後、健康を維持するためには、食事だけでなく運動を続けることが大切であるということで、目覚めてもいきなり起き上がらず、ストレッチをして体が温まってから起床すると突然倒れたりすることにつながりにくいこと。腹式呼吸は酸素をより多くとりこみ、血液と共に体の隅々まで活性化すること。よく噛む習慣をつける、嚥下を良くし、唾液が良く出るマッサージの方法、第二の心臓であるふくらはぎのマッサージ、つまづき予防のためのストレッチ等を体験していただき、体が温まったところで、脳を活性化するパズルや計算等で楽しんでいただきました。最後に多動・多休・多接の三多をお勧めし、終わりました。
