講演者:佐藤玲子 会員

3月19日鳩ヶ谷公民館で講演しました。以前は健康の話をする時には、平均寿命までは元気でいなければ、と話をしていましたが、最近はいつまでも自分の口から食べることが出来、自分の足で動き、自分で身の周りのことが出来る健康寿命を延ばしたいに変わってきました。

この健康寿命を延ばすためには食事、運動、睡眠、休養、禁煙などいろんな要素が有りますが今回はその中の食事について「上手に適量食べて健康に」のテーマで話を進めていきました。

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生活習慣病は私達が毎日送っている生活習慣が原因で起きる病気なので生活習慣を振り返ってみると30代入ったころからコレステロール値、中性脂肪が高くなってきた、血糖値も高くなってきたと人それぞれに現れ方は違いますがいろいろな症状がでてきます。その間に血管も動脈硬化がだんだんと進んでいますが健康寿命を延ばすには血管をいかに長持ちさせるかという事なので高血圧、高コレステロール、高血糖にならないことが大切な要素になります。

テレビでは毎日と言っていいほど高血圧、糖尿病、コレステロール、骨粗鬆症などこの病気にはこれが効く、この食べ物が良いといろんな情報が放映されています。

テレビなどで放映される場合高血圧なら高血圧について、コレステロールならコレステロール、糖尿病なら糖尿病について単独の内容で放映されるので自分にとってあれもこれも実践していると体にとっては多すぎて逆に悪い結果になっていることが多々あります。

特に食事については多く食べれば体に良いのではと摂取しすぎて食事内容のバランスは崩れてしまい肥満になったり、逆に本当に病気になってしまいます。

摂り過ぎを防ぐにはどうすればいいかと言えば「適量」が大切なポイントになります。「適量」とは?昔から言われている「腹八分」のことです。健康にはバランスが良い食事が大切。

このバランス食を腹八分で食べる時の量はそれぞれの食材に見合った量が決められていますので食材を4つのグループに分ける4群法で「適量」を「卵」1個を基準にして説明しました。皆さん、自分が食べている量がいかに「適量」より多いかという事に気づかれましたが食べた分をエネルギーに変えればいいという事なので運動すれば大丈夫。

運動も毎日1時間歩こうとか、週末にまとめて1時間歩こう、プールで泳ぐなどと決めてしっかり運動出来る事は素晴らしい事ですが、健康のための運動は日常生活の中でこまめに体を動かして1日にどの位の時間を運動したかとらえる事で健康維持に繋がっていきます。どんな小さい事でも構わないのでそれを続ける事で成果に繋がります。

今日から「腹八分」「バランス食」「こまめな運動の積み重ね」「継続」で自分の口から食べることが出来、自分の足で歩ける幸せの健康寿命を延ばしましょうと終わりにしました。