講演者:上原 道康 会員
2月3日、節分の日に東京農大社会人セミナーで、120分の公演をしました。要望のあったタイトルは「食生活と健康」です。当日が節分でしたので、「節分の豆はなぜ大豆なのでしょうか?」とか「鬼でなく物の怪だとダメなのでしょうか?」ということから入り雰囲気を和らげることに努めました。
レジュメは、「ウソ ホント」方式で教室に入ると共に皆さんが、ウソが何個、ホントが何個という会話がそれとなく聞こえてきました。合計13個のウソ、ホントを列記します。
- 七草粥は年末年始に酷使した胃腸をいたわるために食べるのである
- たまご酒は風の引きはじめには良く効く
- 私たちは1日に平均10gの食品添加物を摂取しており怖いことだ
- 日本人は欧米人に比べて腸が長い
- うなぎと梅干は食べ合わせが悪い
- 入院患者には牛肉より鶏肉が出るのは価格の問題である
- 夫婦箸、夫婦茶碗の長さ、大きさが違うのは差別である
- 肥満・糖尿病の予防には糖質の摂取制限が望ましい
- 今の野菜は昔の野菜に比べて栄養素が大幅に減っている
- 高齢者には肉料理より魚料理が健康管理には良い
- 女性が前立腺がんにならないように、男性は乳がんにはならない
- 祝い箸の片方は大皿からの料理を摂るときに使うのである
- おまけ:親孝行には一番ブロに入れてあげるのが良い
ウソが( )個 ホントが( )個
1~13までのそれぞれを約10分以内、パワーポイントで説明していきました。
最も反応が多かったのは⑧でした。やはり社会の流れというものは大きな影響を与えているのだと痛感しました。
ちなみに、私は13項目すべてがウソということで講演を進めました。終了後、面白かったよという声を頂き、自分としても新しいやり方を見つけることができたのかなぁと考えています。