講演者:幹 マサエ 会員

3月17日、戸塚西公民館の「若返り健康講座」で自律神経について、お話をさせていただきました。

当日は春めいた暖かな日でしたが、少し前の寒いい日を思い出してもらい、「とても寒い時にあることをするとホッとする事ありますか。 それはなんでしょうか。」と、問いかけから入りました。手が上がり、”お風呂”という声が返ってきました。幸いなことに、私が待っていた返事でした。

そこで友人宅で起きたお風呂あがり直後に倒れ数分後には意識がなくなり、帰らぬ人になったおじいさんのことをはなしました。入浴から湯上りまでの温度差と、その時の血圧の変化をみていきました。急激な温度差が血圧にどんな変化を及ぼすか、そして体はどう影響を受けるかをみていきました。

血圧を上げ下げしているのは何かというところから自律神経の存在、その働き、どこにあるのかなどを話し、交感神経・副交感神経の説明をしていきました。体温・血圧・呼吸・心拍など、二つの自律神経がどう働くかを説明した後は、復習を兼ねてみなさんに答えてもらい、みなさんの理解が一つになることを確認して先に進みました。

Fotolia_67192407_XS

次に自律神経と免疫の関係に入り、白血球が体を守っていて、交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増えます。顆粒球が多くなると活性酸素を発生させて細胞を傷つけ、病気の原因となることなどを話しました。

途中、足の運動と、影絵のコピーを配り、正しい影絵はどれかを、みんなで一緒に考えました。最後に、元気でいるための心がけを歌にしたのを、「どんぐりころころ」の曲で歌って終わりました。