講演者:佐々木育代 会員

3月4日(水)西老人会で“貯筋を増やして寝たきり予防”のテーマで講演させていただきました。

このテーマは何度かお話しさせていただきましたので、今まで通り寝たきりにならない健康長寿を目指すには生活習慣病を予防する、それには原因である生活習慣を見直す、生活習慣は医師にも薬でも治せないが私達が心がければ改善はできます。

又、中高年になりひざ痛、腰痛で整形外科に通院している方がとても多い、これは筋肉の衰えが大きく関わっています。ですので筋肉を鍛える事の大切さなどを伝え、今回は聞いていただくだけではなく一つでも家に帰って実践していただけるように心掛けました。

Fotolia_66954409_XS

特に寝たきり予防ということで下半身だけでなく口の体操をしました。下半身には70%の筋肉が集中していて寝たきり予防には特に下半身を中心に鍛える事が大切ですので、家の中でテレビを見ながら座ったままでも出来る運動を皆さんとご一緒に行いました。次に“お口の寝たきり予防”と題してパ・タ・カ・ラ体操を行いました。
これは今回初めて取り入れました。私の住まいは上尾市ですが、上尾市では高齢者の体操教室を行っています。

そこで私はお手伝いをさせていただいておりますが“お口の寝たきり予防”ということでお口の運動(パタカラ体操etc)を行っています。
そんな最中、私の主人が毎食後薬を服用しているのですが、一度でスムーズに飲み込めなくなってきたのです。
そんな様子を日々目の当りにしていて、今迄は筋肉は下半身を中心に鍛えれば寝たきり予防は出来ると思っておりましたが、筋肉は全身にあり、下半身を優先に全身を鍛える事が大切と強く思うようになりました。
具合が悪くなっても薬を飲めなくなったら大変ですと筋肉の大切さを伝え締めました。講演を重ねるたびに少しでも成長できるようにと思って望みますが反省が多くそれは次に活かしたいと思います。

今講演が終わって強く思うことは、私自身が健康管理士として自己管理をしっかりしなくてはいけないということです。私の場合は特に理論だけでは説得力に欠けますのでこれからも心掛けていきたいと思います。