3月12日 戸塚西公民館

山本恵子 会員

ヨーガの始まりは紀元前2500年頃に遡ります。インダス川流域で蓮華座のポーズをした印章が発掘されたことから、当時ヨーガの修行が行われていたと推測されます。紀元後、瞑想のヨーガに呼吸法と動きが取り入れられたハタヨーガが誕生しました。ハタヨーガのハ=太陽 タ=月を表します。陰と陽の調和です。

「ヨーガの語源」は動詞の結ぶ、また馬に馬具を 付けて馬車に繋ぐという意味合いがあります。私たちは日々の事を考え出すときりがない心の働きを、暴れ馬の手綱を引くように調整するという意味合いです。ハタヨーガがインドから日本に伝わってきたのは1970年代で亜細亜・欧米諸国などにも広まっていきました。広報誌などで表記されてる「ヨーガ」と「ヨガ」サンスクリット語ではヨーガと長音を使って伸ばす方が言語に近いようです。

「ヨーガの基本」調身・調息・調心 

ヨーガにも静止した体位に重点を置くものとエクササイズ的に行われるものがあります。当日のヨーガは目を瞑ってゆったりと呼吸を整えながら、肩・首・肩甲骨周りを中心に可動範囲を広げていきました。

「呼吸法」では初めに肺呼吸の仕組みを解説し、横隔膜と肋間筋の働きを意識しながら完全呼吸を行いました。

肩甲骨はご自分では見たり触ったりできない所なので、参加された方にモデルになっていただき実際の動きを確認させていただきました。

肩甲骨の際に沿ってほぐしていくと、だんだんと肩甲骨まわりの体温が温まり汗ばんできました。実技はヨーガの最も代表的な太陽礼拝のポーズ。ご自宅の居間で椅子に腰かけたまま出来るポーズなどいくつか行いました。

寒の戻り小雨まじりの中大勢の方にご参加いただき、終始和やかに講演させていただけた事に感謝いたします。