2月20日 戸塚西公民館

   岡 章次 会員

最近の傾向として、高齢者のたんぱく質摂取量が減少していることが報告されています。

たんぱく質は食品から摂取し、アミノ酸まで分解されそして吸収され、体たんぱく質として再合成され私たちの体はできています。皮膚・毛髪・爪・筋肉・骨・血液・内臓などなど、そして、酵素・抗体・ホルモン・神経伝達物質等の材料にもたんぱく質は使われています。それだけに重要なたんぱく質ですが、それの摂取不足が体に様々な悪影響を与えます。

今回特にたんぱく質を材料に出来ている筋肉が、摂取不足によって足腰の筋肉量・筋力の減退にも繋がり、それでいずれ歩けなくなりますよ、という警鐘も致しました。ふくらはぎの指輪っかを聴講者の皆さんにやって頂きましたが、筋肉量が減少しておられる方が少なからずおられました。しっかり歩けなくなると虚弱な体になって、いずれ要介護になるリスクも高まります。要介護にならないために、筋トレに加え、たんぱく質をしっかり摂取頂き、そうすると筋肉量も増え、しっかりした足腰を維持できます。何歳になっても筋肉は増やせます。肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などアミノ酸スコアの良い食材を朝・昼・晩三食、なるべく均等に食べて頂くようお願いしました。

後半で、たんぱく質量当てクイズを致しました。「ゆでうどんとゆでそば各々一食、どちらがたんぱく質量多いですか(正解はそば)」「糸引き納豆と挽きわり納豆では(正解は、挽きわり納豆)」等々。たんぱく質をしっかりと頭に刻みこんで頂きました。最後に、「いつまでもお元気で120歳まで生きましょう」と訴えて、講演を終えました。