講演者:住吉 修 会員

今回の講演の目的は私の得意分野でありますトレーニング関係の観点から、シニア世代の皆様に分かりやすくかつ、楽しくカラダを使っていただき運動の楽しさを実感いただくのがねらいでした。
プログラムとしましては着席していただいたままできるストレッチや筋力トレーニングをご提案さしあげるものです。その前に健康管理の要素として運動が重要であり、その運動の重要性が叫ばれている割には、皆様が継続的かつ進んで取り組めるような運動メニューが少ないことなどを申し上げた上で、僭越ではありますがこれから皆様と一緒に楽しく取り組める運動を構築していきたい旨述べさせていただきました。
さて講演がはじまりますと演壇から皆様が私の話を熱心にメモされるお姿を目の当たりにしまして感激するのと同時に、皆様に浅薄な情報を提供しては失礼だなとの感を強く持ちました。
まずは運動習慣の有無をお尋ねし挙手いただくと、半分も手が上がらない状況でした。しかし、皆様観戦としてのスポーツの興味、運動の大切さとなるとほとんどの方が挙手され、やはりもっと運動をすることで快適、快楽さを味わうことができたらもっと運動を習慣とされる方が増加していくでしょう。
次にウォーミングアップを兼ねてご起立いただき手を大きく使った身体ジャンケンをしました。
皆様から笑顔がこぼれたり、間違えに爆笑されたりカラダだけでなくココロもほぐれてきたご様子です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAストレッチでは椅子に座ったまま首~体側~背中~腰と上から下に下がるようにいくつか代表的なものを紹介させていただきました。この時点で私もじんわり額に汗がにじむほどでした。客席の皆様はいかがだったでしょう?
最後は筋力トレーニングで締めさせていただきました。手を合わせて力を込め押し合う大胸筋のトレーニング、手を組み左右に引き合う僧帽筋のトレーニング、座った姿勢から両足を持ち上げて腹筋のトレーニングなどをご紹介させていただきました。
あっという間の45分間でしたが、実践の場を踏むことで課題も見えてまいりました。
具体的には講演者としての所作…言い換えますと声の大きさであったり、スライドと講演内容の整合性だったり、見やすさ、聴きやすさなど講演の現場で身につけるべき基本がまだまだできていないというのが、演じてみてわかりました。
来年もまた是非講演の場をいただきたく存じますので、ご指導の程よろしくお願いいたします。