講演者:佐々木 育代 会員

7月15日(火)戸塚西公民館で講演させていただきました。
寝たきり・要介護の主な原因は生活習慣病でその60%が過食と運動不足の生活を続けた場合に起こります。その進行状況と予防についてお話しし、生活習慣病の原因である生活習慣は医師にも薬でも治せない、ですが私達一人一人が意識すればある程度の改善はできます。

今日のテーマである貯筋について、運動をして筋肉を鍛え、増やすということが生活習慣病の予防と健康長寿を目指すにはとても大切なことで、筋肉の主な役割り{①体を動かす(運動) ②血液循環作用 ③体温調節機能 ④熱の産生 ⑤骨や関節の保護 ⑥リンパの循環}について丁寧に説明し筋肉の大切さをご理解いただきました。

これから実践に向けどんな筋肉を鍛えたらよいか、筋肉は下半身に70%集中しており、白筋と赤筋の2つのタイプがあります。私達が立つ、座る、歩くといった日常生活に必要な筋肉は赤筋で魚を例えに、マグロのような赤身の筋肉を増やすとマラソンランナーのような持久力が付きいつまでも元気で過ごせます。そのマグロのような筋肉を増やすには有酸素運動がよく、ラジオ体操、ウォーキング、スクワット等が効果があります。公園でラジオ体操をする老夫婦

5分間の休憩を挟み、余談ですが私もジョギング・ウォーキングを30年続けてきて、10年前、金メダリストの高橋尚子さんと並走して朝日新聞に掲載された一枚の写真を紹介させていただきました。
有酸素運動が合わない時は自分に合った運動を何でも良いので続ける、続けることの大切さ、続いて足裏反尺、土踏まずの大切さ、5本指くつ下の効果を伝えました。、

私自身、年齢を重ねてきて最近強く思うことは寝たきり、要介護になりたくないです。毎年、世界の
平均寿命が発表され今年も日本は一位でしたがこれは健康寿命ではないということです。寝たきり、要介護の生活が男性10年、女性13年ほど含まれているのです。辛いですね、そのようにならないために今、元気なうちに自分に合った運動をして筋肉を増やす「貯筋」で健康長寿を目指しましょうと締め、

最後に家の中でもできる簡単な貯筋運動をして終わりました。
今回は、話を聞いていただき、「今日からやってみよう」と実践に繋がるようにと心掛けましたが、久しぶりの講演で緊張し前半は特に反省がありますが次回に繋げていきたいと思います。