講演者:佐藤玲子 会員


10月17日新郷公民館で講演しました。お天気は良かったのですが寒い日でしたので皆さん参加して下さった方々には感謝しています。
私がいつも実物の卵、おにぎり、バナナ、さつま芋、コップ、ヨーグルト、豆腐などの空き箱、煎餅、クッキー、チョコレート、飴玉などを使用しながら話しますので稲田会員から前の机の上に並べておくと出席者の方達が何に使うのだろう、いつどのように話すのかと興味を持ってくれるとの助言をして頂き、即実行。開始時間までに机の前まで来て手にとったり仲間とひそひそ話しで大成功。会場によってはこの手は使えるなと思いました。

今日のテーマ”バランス食と腹八分“は健康寿命を延す食事として重要な事から導入。今の時代は常に美味しい物、食べやすい物が豊富にあるために腹八分どころか腹一杯の状態。この腹一杯の状態が3代生活習慣病と言われている高血圧症、脂質異常症、糖尿病症を引き起こす原因になっている事。この生活習慣病を少しでも減らすためには食事の量を今より少なく食べる事で予防出来るのではと「卵」1個を基準にして1日の腹八分の摂取量を話しますと実際の卵を皆さんにお見せして始めました。

食べ物は1種類だけ食べても体にとってよい働きはしない。いろんなものを食べる事によって各食品が協力して初めて体に良い働きをしてくれる事。そのために1日の各々の摂取量が決まっています。

食べ物を4つのグループに分ける。卵L玉1個が70g。この卵を基準にして各食品の1日の腹八分の摂取量を話しました。話の合間に何度も「腹八分の時の量」ですよと念を押しながら話を進めるのですが皆さん「ええっ、少ない」の声。最終的には自分達がいかに腹八分により多めに食べていたかを納得されました。

今日の話は「腹八分」の話。健康寿命を延すためには今、自分が多く食べていると思った方は食べるのを止める事はない。継続することが成果に結びつくので何か減らせる物を見つけて少しずつ減らすことを続ける事が大切ですと話す。

健康寿命を延すには食事と運動の併用が大切。1日に6000~8000歩歩くことが理想ですと言われても足、腰痛くなればそうはいきません。運動も同じ。今、自分が出来る小さい事、座って出来る事、立つだけでも構わないので時間があれば体を動かす事を小まめに続ける事が大切です。

今日の話の中で何か1つだけでも実行に結び付けていつまでも健康寿命を延して下さいと終わりにしました。
公民館の館長さんも講演を聴いて下さいまして最後に「卵。1個だね」の言葉を頂きました。「卵1個」広がる事を願っています。有難うございました。