*日時:令和2年1月9日(木)10:00~11:30
*場所:新郷公民館
*講師:重田健一
*演題:旬の野菜・果物で健康生活!
*聴講者数:一般29名+会員8名=計37名

野菜、果物摂取のポイントは旬の時期に新鮮、採れたてのものを美味しく摂る事が高い栄養価に繋がり、健康生活に貢献する!(サツマイモなど一部の野菜を除きます)と言われています。例えばほうれん草、ブロッコリーなど年間食材として購入可能な野菜は旬の時期(晩秋から冬)のビタミンCの含有量は他の季節に比較し大きな違いがあり、滋味に優れているのが特徴です。また、購入後の保存法にも栄養価に違いが出てきます。

生鮮3品(青果物、鮮魚、精肉)とよく言われますが、青果物は他の食材と違い、収穫後も「呼吸と蒸散」を繰り返し、体内で蓄えられた糖分などの栄養分をエネルギ-源とし、生命維持のため自己消化をしており、時間経過と共に鮮度を失います。

埼玉県が有数産出県である小松菜を例にとりますと常温(22℃前後)で24時間放置すると約30%ビタミンCが減少するという調査結果が発表されており栄養価、美味しさを保つためには「呼吸と蒸散」を抑える工夫が必要になります。

食べ物

一般的な保存法で埼玉野菜の秋、冬が旬の野菜の場合は葉物野菜(春菊、水菜、ブロッコリ―など)は野菜庫で、根菜類(人参、玉ねぎ、カブ、大根、ジャガイモなど)は14℃前後の風通しの良い日の当たらない場所を選び保存する事が良いとされています。(夏場は基本的に野菜庫が基本です)

野菜、果物の保存法の基本は

「温度管理」:家庭の野菜庫5℃~7℃

「湿度管理」: 適切な湿度(野菜により異なります)

「傷み」:切り口から劣化が始まります

「時間」:できるだけ購入後早く調理をし、摂る事と言われています。

できるだけこまめに購入し、栄養価が落ちない時期に摂る事が大切ですが、調理しきれない野菜は冷凍保存方法も取り入れ、食品ロスのない工夫をしましょう。