2月18日 新郷公民館
山下義尚 会員
昨年末2019年度の国民生活基礎調査の調査結果として健康寿命の発表がありました。男性72.68年、女性75.38年との結果でした。平均寿命はその年に生まれた0歳児の余命のことを指しますが、この平均寿命と健康寿命の差が介護の期間との位置づけとなっています。
ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害により、移動機能が低下した状態を指します。2019年度の調査結果によれば、要介護認定を受けた方の原因の1位は認知症ですが、4位骨折、5位関節炎等となっており、これらを合わせた、いわゆる運動器の障害が、要介護の原因としては認知症を抜く結果となっています。
加齢とともに筋肉量が減少していくとされています。特に抗重力筋の減少は、運動器の障害、ひいてはロコモティブシンドロームにつながってきているとされています。生活の中に運動の習慣を取り入れ、筋肉力を維持していくことが大切になっていきます。
運動習慣のない方は、まずウォーキングから取り組み、さらに筋トレやストレッチにチャレンジすることが望ましいとの研究結果が筑波大学の山田先生たちによって発表されています。
ロコモのチェックの方法が、日本整形外科学会のホームページに記載されています。(当日は、7つのロコチェックをチェックいただきました。)
自宅でできる椅子に座ったストレッチ、筋トレを紹介します。(参加者のみなさんには体験していただきました。)