3月18日 新郷公民館
岡 章次 会員
講演を行った3月18日は「春の睡眠の日」「世界睡眠デー」です。
春は季節の移り変わりで自律神経も大きく乱れ、体の変調をきたしやすいことから朝の目覚めも悪くなりがちだと言われています。季節の移り変わりに
しっかりと自己管理を行い、良い睡眠をとりたいと思います。
今回の講演テーマは「免疫のお話」ですが、自律神経が乱れ、睡眠にも支障をきたすと必然、免疫の働きも悪くなりますから、様々な不調に繋がります。
人間にとって免疫とは、外部からの様々な細菌・ウイルス・異物等に対して自ら体を守っている仕組みです。
外部に接触している皮膚や目・鼻・口、内なる外の器官である気管支・胃や腸などにも体を守る仕組みが備わっていますし、体の中には血管やリンパ管を白血球が巡回して、しっかりと体を守っているのです。そういう仕組みが備わっていないと人は生きていくことができません。生きていくためのすばらしい仕組みです。
折角、そういう仕組みを備えているにも関わらず、日常生活に問題をきたすことで免疫の働きを弱めている方がおられます。日常生活をもう一度、見つめなおし、免疫の働きが弱くならないようにしていくことが大切です。
免疫の働きが弱くならないようにするために、標語「牛のたすき」で説明致しました。
「う」:運動する習慣を、「し」:食事はバランスを考え三食きちんと、腸を元気に、「の」:のんびり過ごすことも大切、疲労・ストレスを貯めない、「た」:体温管理が大切、低体温に注意、「す」:睡眠をしっかりとろう!「き」:規則正しい生活を。
今、コロナで運動不足になりがちですが、おうちで出来る運動を一緒に行いました。非常に体がポカポカと聴講者の皆さん、温まりました。体が温まることは血流がよくなり代謝も活発になりますから、それが免疫の働きを活発にしているのです。また、ストレスが免疫には大敵です。ストレス解消・緩和のために自分を愛する、労わることも大切です。それを聴講者の皆さんと一緒に行いました。
今の春の季節、免疫の働きも弱くなりやすい時期でもありますから、「牛のたすき」を思い出して日常生活を送って頂けたらと思います。