6月28日 前川公民館
上原道康 会員
講演前に、ホワイトボードには、認知症を予防するために大切なのは「①食事②口腔衛生③運動④転倒予防⑤交流⑥読書と新聞⑦休養⑧禁煙⑨お酒⑩健診」を表示。これは6月14日が「認知症予防の日」であることから、市民新報社に掲載された、埼玉県指定NPO法人メイあさかセンター尾池富美子代表理事のコラムを参考になると考え紹介します、と冒頭で説明。
この表示の中から優先的に知って欲しいこととして、ピックアップしたレジメは ㈠認知症予防の「あいうえお」とは・・。㈡食事メニューは「こまごたちわやさしいこに」で管理を! ㈢腹八分⇒低栄養⇒認知症リスク増について、という3点に絞りました。
㈠ は、あ~挨拶。朝などは必ず、おはようと声を
かけましょう。い~生きがいを奪わない。例えば雨戸開けはおじいちゃんの仕事よ!と決めておく。う~後ろを振り向かせない。俺の学生時代は…と言いかけたら肯定した後、夕飯に何を食べたいなど先々の話題に切り替える。え~家族同士で笑
顔を忘れない。お~おしゃれする気持ちを奪わないなどを説明。
㈡ に関して、良く知られている「まごわやさしい」
というフレーズの欠点を解説。また専門医が薦める「さあにぎやかにいただく」か「こまごたちわやさしいこに」を参考にしましょう!と時間をかけて話しました。
㈢ に関しては、最初に「低栄養が認知症リスク倍増」という新聞記事を回覧紹介。
腹八分健康説が生まれた時代背景などを説明。ボードに「朝夕」と書き、「ちょうせき」という読み方があることから、腹八分健康説が誕生したプロセスなどを解説しました。
また新しい栄養学として「間食栄養学というものも話題となっています」と話し、午前と午後のおやつ時間を楽しみましょう!と語りました。
認知症と診断されたからと言って、昔のように何も出来なくなったという考えは捨てましょう!と話して締めました。