10月2日

川口市立西公民館

 髙橋 潔 会員

「糖尿病とはインスリンが十分に働かない為に、血液中を流れるブドウ糖という糖が増えてしまう病気です」の説明をし糖尿病の種類へと話を進めました。

①1型糖尿病 ②2型糖尿病 ③その他の特定の機序疾患によるもの ④妊婦糖尿病、

厚生労働省の「平成28年国民健康栄養調査」よると糖尿病が強く疑われる人1000万人、糖尿病の可能性を否定出来ない人1000万人と言う事を紹介。いかに多いかを認識して貰いました。

次に糖尿病の原因、症状、及び合併症について説明をしました。細小血管症ともいう三大合併症「網膜症・腎症・神経障害」、大血管症ともいう「脳梗塞・心筋梗塞・狭心症等」について説明しました。

また、2型糖尿病の原因として遺伝因子と環境因子を挙げそれらの症状を具体的に説明致しました。

これらに対する対策については ①食事療法 ②運動療法 ③薬物療法 があり、糖尿病の指標であるHbA1cについては具体的な数値で説明しました。HbA1cは過去2カ月程度の血液中の糖分の状態を評価するものですが、特に受診してHbA1cを定期的にチェックして欲しいと強く訴えました。

最後に規則正しい食生活、運動を心掛け生活上の習慣に注意するよう呼びかけ聴講者から賛同を得ました。

また、参考に川口市薬剤協会が推進している40歳以上の方の無料で検査して頂ける地元の糖尿病検査薬局及び川口市国民健康保険課発行の「生活習慣改善BOOK」を紹介しまし講演を終了致しました。