12月9日
狭山市老人福祉センター
佐藤 玲子 会員
初めての会場でしたが皆様とてもお元気で、狭山市不老荘の参加者42名中なんと80代の方が半数以上。地域活動に携わっていることが元気の素になっているそうです。
人生100年時代自分の意志で考え、自分の足で行動変容し歩ける幸せと要介護状態で過ごす時の流れには雲泥の差が出てきます。特に要介護になる原因の第3位の衰弱、転倒、骨折。これを予防するには筋肉量を増やす、その為にはタンパク質摂取が大きい役割です。
タンパク質は「身体の素」と言われ筋肉だけでなく脳、毛髪、内臓、ホルモンなど身体の固形部分を占める需要な栄養素です。摂取エネルギーが不足した際には身体を構成しているタンパク質を分解してエネルギー代謝に利用します。
タンパク質は毎日分解、合成を繰り返しているために食事から摂ったタンパク質は、遊離アミノ酸として一定量が血液、肝臓、筋肉、細胞膜など身体全体に保存されています。タンパク質を沢山摂取しても決められた量以外は、脂肪として蓄えられる部分も有りますがほとんど尿として排泄されます。その為に3食(朝、昼、夕食)均等に摂取する事が大切です。
厚生労働省では、本人のタンパク質1日の推奨量として(日本人の摂取基準2020年版)
65歳以上 60g
女性は年代を問わず50gとしています。
この量は1日に失われるアミノ酸を補い、身体を構成するタンパク質を維持する為に必要な量です。活動量が多い、筋肉を増やしたい人は推奨より多くのタンパク質の摂取する事としています。タンパク質1日60g以上の摂取方法を分かりやすく「Lの卵」1個を基準に説明。
今日の歩ける幸せを続けるために1日3食、バランスよく食べ、加えて運動も。