講演者:幹 マサエ 会員

                    
戸塚西公民館の「若返り健康講座」で、お話をさせていただきました。
今年の医療費が40兆円を超えることが確実になりました。医療の高度化によるコスト増が主な要因ですが、薬の出しすぎや飲み残している現状も大きな問題になっています。それに対して医療費削減に貢献することを目標にした福岡市の「薬の節約バッグ運動」は、20%の薬剤費を削減したことを話しました。
生活習慣病にならないように心がければ、(元気でイキイキ)に繋がる第一歩になります。 「病気」に気づくのは、自分が具合を悪くして気づくか、または自覚症状がなくても、血液検査で知らされたりします。そこで血液に注目しました。
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血液の材料は何か、血液の役割は何かを一緒に考えました。赤ちゃん誕生の時の母乳から始まり、
今に至るまでの食事を振り返りました。年齢が高くなるにつれ自分の好みがでてきて、飲酒・喫煙するようになり、そして外食する機会も増えていき、その間に陰で病気が作られていきます。
 医療費が増え続けても病人が減らないのは、約40年前のアメリカの状態と同じようです。そこでマクガバンレポートにふれ、食事が病気の原因であることが報告されたことを話しました。日本でも同じように、「何を若い時から食べ続けてきたか」が病気の原因だと指摘した、近藤正二さんの話をしました。これらを踏まえて、わたしたちの食事はどうあるべきか。 世界遺産にもなった日本食に目を向け、「こまごわやさしいこ」を実践することが「元気でイキイキ」でいられることを話しました。食事は必要量だけに目をむけるのではなく、食べたものがスムーズに代謝されることが重要です。そして、腸で血液の質が決まる際に自律神経が影響するので、副交感神経を優位にすることも大事であることを話し、まとめの歌をうたって終わりました。