埼玉県健康管理士会 会員 南野 和治

10月15日(土)、西公民館で古唱会の皆様に「老化を防ぐ生きかた」をテーマに講演させていただきました。当日はあいにくの天候もあり、出席者は少ないほうでした。
ヨーロッパの人たちの思想にもあるように、現役をリタイアした後の人生を最も充実し楽しく過ごす事。そのためにも元気で長生きする事が「理想の人生」である。
会場の皆様には素晴らしい老年、最高の老人をめざしてほしいという願いをこめて話しをさせていただきました。
先ず、「老化とは何か」について、その原因と現象について述べると同時に、老化とは個人差があることを強調し、長寿者の生きかたの具体例をあげ、老化を遅らせ、長生きする要因をお話ししました。
その基礎的なものとして、七つの上手な生活をするということ。 この七つの上手な生活をする人としない人では驚くほどの寿命の差があることが調査の結果として出ています。
詳しく七つの生活とはどういう生活かを述べました。
次に、私たちは医学等の発達により、百歳を元気に生きられる、アンチエイジングの時代になりました。老化を防ぎ、若さを保つことが可能となりつつあり、その基礎となるのが六十歳から八十歳の二十年間を最高の黄金期にできるかどうかにかかっていると言われています。
そして大切なことは、心の持ち方、生きかた、行動次第で老化を遅らせ若さを持続することができます。
その最大のものは、脳の活性化であり、百歳近くそれ以上元気で活躍している人の共通点として脳を活性化する生きかたをしているということです。

以下に記す共通項、特徴があります。

  1. 感動し興味、関心、好奇心を持つ
  2. 人とのふれあいを持つ(社会と交わる)免疫力を高めていくためにも社会との関わりが大切
  3. 適度な運動をする。歩くことは健康の王様だ。長寿者には中腰の姿勢(大腿四頭筋)を使う機会の人が多い。ここで、「椅子に座ったままの簡単な生活体操」を紹介。会場の方と一緒に行なう。
  4. 常に恋心を持つこと。認知(ボケ)予防につながる。

まとめ・・・・・

「上手な生活に加えて”脳を活性化する”生きかた」が老化を防ぎ、長寿の秘訣であることを話し講演を終了する。
私自身の反省として、時間が足りず、終わりの部分で、急ぎ早口となってしまったこと。  古唱会の皆様への講演は、始めてであったが皆さんの若々しく、意欲的な受講態度には感銘いたしました。