5月21日 新郷公民館

天候不順で聴講申込者の出足を心配致しましたが、ほとんどの方がご出席下さいました。

私がこの演題で講演するのは2回目です。

時間前に数名の方に「ワクチンは接種なさいましたか?」と質問しましたら「自分は接種希望していない」とのお返事が返って来て関心が薄い印象でした。実はワクチンは現在主流の世間の話題なので、今朝3枚のプロジェクター画像を追加し、その話を長目にとる予定でしたが、頭を切り替えて「前回と同じ配分で講演しよう」と割切りました。私なりに講演35分間に皆さんが「医療の世界」に興味関心を高めて下さるような「よもやま話」を選んだつもりですが、今回「アンケート実施」しましたので結果を楽しみにしています。

旧約聖書からスタートし「無痛分娩による神への挑戦」から華岡青洲の「全身麻酔手術」に結び付け「お薬手帳」「医師・薬剤師の指示通り」の服用の大切さをお伝えしました。明治時代「日本初の女医」は埼玉県出身、大正時代「黄熱病の変異株」、昭和時代「ペニシリン」「枕元輸血の廃止」、平成時代「試験管ベビーと代理母」、最後に令和時代「mRNAワクチン」に触れ、今回は「モデルナ社」も組込みました。

ワクチンを危険視している方もいると考え「エビデンス的には安全」である根拠をお伝えし、接種なさらない方には「偏見や誹謗中傷してはいけない」国会附帯決議の話も加えバランスを取りながら「集団意識の大切さ」をお伝えしました。

反省会では複数名から「mRNAワクチンの時間配分がもっと長くても良かったのではないか」とご指摘を受け「着眼点は自分自身と同じだな」と感じた次第です。

この演題で9月に「ふれあい館」予定ですが、その時はご高齢者様のワクチン接種は終えており、内容は再度考えたいと思います。