講演者:佐藤 玲子 会員

6月21日(土)、古唱会で講演しました。今回は季刊誌「いまこそ」の取材があるとのことでいつもより参加者が多い中での開始となりました。

健康維持は食事と運動の併用が大切なポイントになることからテーマを決めました。
今の私たちの生活の中では健康情報があふれていて、テレビを見ていると、高血圧・糖尿病・中性脂肪・コレステロール・心筋梗塞・動脈硬化・骨粗鬆症など、自分の知りたい情報がたくさんあります。

骨粗鬆症には牛乳が良いといっているので牛乳を沢山飲まなければ、動脈硬化には青背魚が良いと、さあイワシ・サバを食べなければ、長生きするには肉もたくさん食べなければ、炭水化物の摂りすぎは良くないとほとんど食べなくなったなど、自分にとって良い事・悪い事ばかりが頭に残ってしまいます。身体に良いと思ってした事が逆に健康を害する結果になってしまいます。
健康維持には適量が大切なので、今回はテーマにも適量という言葉を入れ、「適量」ということを覚えてもらうことにしました。

肉じゃが 適量 健康 肉 野菜健康維持にはいろんな食材を組み合わせる必要性があり、例題として肉じゃがを取り上げました。煮物の調味料である砂糖・酒・醤油・みりんなどいろんな調味料を組み合わせて使うことで美味しい味付けになること、食材も一つ一つがそれぞれ違う栄養があるので体の中に入ってからお互いに作用して身体にとって良い働きをすること。
この調味料の考え方と同じで、実際に、カルシウムガ多く含まれる牛乳を飲んだだけでは丈夫な骨にはならないのです。カルシウムを上手に吸収させるためにはビタミンD・マグネシウム・リン・亜鉛・ビタミンK・タンパク質が必要になってくるのです。

このように考えていると、毎日の生活の中では、血糖値・血圧・コレステロール・中性脂肪・脳梗塞・心筋梗塞予防と、自然に摂取する量も増えてしまいます。ここで、「適量」が必要になるのです。
“一日に摂りたい食べ物”を種類と量を1600キロカロリーを基準にしたものを図表と卵一個の量で説明しました。

健康維持には、色々な食材を組み合わせて適量食べ、これに運動を加えることが大切です。
90歳を越したメンバーの方々も多く激しい運動でなく、今自分が出来る運動を見つけてそれをコツコツ続ける事が成果に繋がることを話し、毎日の食事も楽しみながら適量食べて、隙間運動をすることが元気の素ですと、締めくくりました。