講演者:重田健一 会員

6月1日(水)西公民館に於いてテーマ「旬の野菜、果物で健康生活」の講演を致しました。当日は爽やかな天候の中、高橋会長を始め約90名の皆さんのご来館頂きました。
健康管理士会員では田村会長代行が進行役、稲田副会長が周辺機器の調整等を担当して頂きました。

冒頭で今回のテーマの主役「野菜、果物」の良さ、魅力と感動を周囲に伝える役割の「野菜ソムリエ」(民間資格)についてシニア世代の皆さんにはあまり馴染みがない為、活動内容等を説明することから始めました。(全国で資格者54,418名、初級51,665名、中級 2,612名、上級141名。クラスは夫々エンジ、グリーン、紫色のスカーフで色別けし活動しています。検定試験を経て初級から段階的に上がっていきます。因みに重田は中級です。2016年4月現在)
そして、聴講者の皆さんに最も伝えたい「野菜、果物はなぜ健康生活に必要か?」について、通常より時間を割き解説しました。

解説内容の一つ目は「野菜、果物」等の植物が持ち合せている特有の防御システムの成分はヒトが摂取することにより抗酸化物質として活性酸素から身体を守る働き等があり、生活習慣病予防の効果が期待できる為、抗酸化物質の多く含まれる「野菜、果物」をしっかり摂取する習慣づけや活性酸素を増やさない生活習慣の大切さを伝え、二つ目として食物繊維も「野菜、果物」が持っている大切な成分であり、シニア世代の皆さんは17g~20g/一日の摂取(平成27年度 日本人の食事摂取基準 厚生労働省)の推進目標量を共有しました。ゴボウ、西洋カボチャ、サツマイモ、ブロッコリー等が多く含まれている野菜たちです。

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続いて、今が旬!世界で最も消費されていると言われている野菜「トマト」についてのあれこれ、クイズ、栄養素、レシピ等を様々な品種を持参し、解説しました。トマトを味噌汁の具にという提案をしたときは大きな反響がありましたが、グルタミン酸という旨み成分が含まれており、酸味もあり意外と合う取り合わせだと思います。皆さんも一度お試しください!!

その後はレジュメに基づき、一日当たりの野菜、果物の摂取目標量と我が国の摂取量の現状、我が国の野菜消費量ベスト3(キャベツ、タマネギ、ダイコン)の紹介とキャベツ ダイコンの健康効果について、恒例の面白知識10のクイズそしてまとめ、質問で90分間予定通り終了しました。

講演終了後、トマトについての質問が多く、生食での摂取の家庭が多い為、加熱料理も栄養素のアップが期待できるレシピも多く、お勧めしました