講演者:重田健一 会員

9月17日(水)西公民館(古唱会)に於いて講演を致しました。当日は残暑の中、高橋会長を始め約50名の皆さんのご来館がありました。健康管理士会の斉藤会長代行が進行役を務め、稲田副会長、篠原会員が参加されました。

今回のストーリーは①野菜の来歴から始まり、②なぜ野菜、果物が健康生活に必要か③我が国の野菜摂取の現状と課題④機能性成分(食物繊維)についての重要な役割など健康生活にとって基本的な事柄を冒頭で解説致しました。

そして、これから旬を迎える「リンゴ、サツマイモの話」について収穫したばかりのリンゴ、サツマイモを使いながら日常生活で生かしたい健康情報をお伝えしました。

例えば無袋リンゴは皮が厚めであるが甘さが強く、香りが良い。早生種(つがる等)は「ボケ」易く味が変わり易い為、購入後早めに消費する事をアドバイスしました。

近年、晩生種の「ふじ等」は収穫の翌年初夏あたりまで新鮮なまま食べる事ができる貯蔵方法(CA貯蔵)が開発された事。店頭でのリンゴの選び方、栄養成分、品種の特徴等を解説。

サツマイモでは短日性の植物の為、関東地方ではめったに花の咲かない「ヒルガオ」に似た花を紹介し、主な栄養素であるカリウム、ビタミンC、食物繊維の効果等旬の野菜の良さを解説しました。また、多くの品種の中でカロテンを多く含むオレンジ色の「七福人参」(人参ではありません。)は皆さんから反響がありました。(なかなか入手できない品種です。)

まとめの前に最近非常に多くの種類が店頭に並んでいる「野菜、果実ジュース」についての定義、健康生活の観点から利点と問題点について解説致しました。

そして、まとめとして今回一番お伝えしたい事としては①3大栄養素をバランスよく摂りながら、②野菜、果物の特性を知って頂き、③一日三食の中で万遍なく旬な野菜を中心に摂取目標量(350g以上)を目指す事が健康生活を楽しく送る方法である事をメッセージとして残しました。・・・・・・・