講演者:佐藤 玲子 会員

3月16日ふれあい館で講演しましたが3月11日に私達がかつて経験した事がない、言葉では言いつくせない悲惨な東北関東大震災、東京電力福島第一原発事故に見舞われて1週間もみたない日での講演で開催されるのかどうか何度も公民館に問い合わせて確認してからの開催にはなったものの、何人の方が足を運んで下さるのか心配しながらの会場設営で始まりました。

老人会の加藤さんも早くから來場。今朝も会員の方達に健康講座開催されるのかの問い合わせがあったが果たして何人の方達が参加してくださるのかととても心配して下さいました。このような状況の中、老人会参加者12人、管理士会4人、計16名で開催となりました。

私の講演の前に高橋顧問が福島第一原発事故に際して起きた水素爆発に関しての説明と放射能の被爆の安全性の説明、むやみに心配する事がないので落ち着く事が一番大事なことだと話して頂き、まだまだ余震が残る中不安ながらも始めることができました。
話の前に皆さんと被災地で亡くなられた方達のご冥福と、残った方達が1日も早く元の日常生活に戻れる事を願って皆で黙祷をしてからの開始になりました。

テーマは「上手に食べて健康に!」
食べることをテーマにしているいきさつを栄養士としていろんな方たちに接して来た中で元気の素はしっかり食べることが出来ること。
でも落とし穴もあること。それは食べ過ぎても、少なくても健康な身体にはならないこと。健康な身体にはバランスよく適量摂取が大切であることを話し、生活習慣病と肥満の関係。生活習慣病と動脈硬化の関係。内臓脂肪の蓄積が生活習慣病を引き起こす原因。生活習慣病を引き起こさないための自分の1日摂取カロリーを計算。
卵1個80キロカロリーを基本に1日1,600キロカロリーのバランス食の摂取方法。
卵1個80キロカロリーと同じ量のご飯、食パン、せんべい、じゃが芋、牛乳、豆腐、チーズなど実物大を提示しながら目で確かめてもらいながら話しをすすめました。
皆さん納得しながら自分の1日摂取量と比べて一喜一憂。食べ過ぎているの声が大多数。健康にはバランスよく適量が大切なことを伝え笑いの中で終了。

余震も無く無事終了する事が出来たことホッとしております。
大変な時期に参加して下さった方達に感謝いたします。有難うございました。