会長代行 松島 勇次

健康寿命という概念があります。日常的に介護を必要としないで、自立した生活を送れる期間のこと。だれの助けも借りずにいきたいところへ行き、食べたいものを自由に食べ、病気に悩まされることもなく毎日を笑ってすごす、この期間が長ければ長いほど健康寿命は長くなります。

厚生労働省の発表による日本人の平均寿命は2009年のデータで男性79,59才、女性86,44才。ところがWHOによる日本人の健康寿命(肉体的・精神的及び社会的に健全な状態)は直近の2007年のデータですが、男性73才、女性78才です。
双方には約7~8年の大きな開きがあり、寝たきりや要介護になる可能性があります。自分自身及び家族を含めた周囲の人達の精神的負担、経済的負担がとても大きくなると思います。私達は予防医学を勉強して、少しでも健康寿命をのばす為に、活動したいと願っております。

具体的には例会を充実して、会員のレベルアップを図るのが大切です。例会にて毎月テーマと担当者を決めて発表した後、会員全員で討論することを始めました。これがすごく活発に議論するようになり、会員のレベルアップがすごくされてきたと思います。これを今年度も続けて行い、さらに充実したいと考えています。それと高橋顧問が出されている言葉の説明、例えば還暦、人口衛星と無重力など、毎月28アイテムで6ヶ月で合計168アイテム。これを全員が勉強すると一段とレベルアップになります。講演活動について、平成22年度は西老人会、古唱会、ふれあい館3会場にて行われました。

皆様の評価が以前と比較すると、数段上がりました。今年度は戸塚西公民館にて行われる事になりました。全員が分かりやすい講演を行うことによって、今後益々講演の機会が増えると思います。全員で一致協力して埼玉県健康管理士会が発展する様頑張ってやりましょう。