講演者;長谷部美紀代会員
6月19日(火)梅雨の晴れ間のひと時、上記のテーマで講演しました。健康状態と、介護状態の中間に位置するフレイル(虚弱)について。
個人差はありますが、70歳を超えると目立ってくる筋肉の減少による体力や活力の低下です。日常生活の中で今まで感じることがなかった「アレ!」ですが、1.つまづきやすくなった。2.歩幅が狭くなり歩く速度が遅くなった。3.ペットボトルの蓋をすぐ開けられない。4.出かけるのがおっくうになってきた。などなど...
これらはフレイルの兆候です。気づいた時にこれ以上進まないように努力すれば自立した生活を続けることができます。フレイル予防は、食事と口腔ケア、運動、社会活動の三位一体により健康生活を続けることができます。自助努力により介護を受ける状態にならない生活を目指していただきたいとの願いから、先ずは川口市から届いている特定健診を受信していただき、現在の健康状態をチェックすることが大切であることをお勧めしました。
低栄養にならない食事のとり方と口腔ケアをしっかりする。ストレッチや、ウオーキングなど運動を毎日続けることで、骨を支える筋肉をつけることになり、転倒やつまづきを防止することになる。おけいこ事やボランティア活動など人とのふれあい、支え合いは、生きがいになり、アディポネクティンという長寿ホルモンを多く出すことになることなど。ますます元気生活を目指していただきたいと活動的な生活を送ることをお勧めしました。
いつもながら熱心に耳を傾けてくださる参加者に感謝しながら終えることができました。 t