*日時:令和元年度12月4日(水)10:30~11:05
*場所:西公民館
*講師:佐藤衣代
*演題:体と水分の関係
*聴講者数:一般54名 + 会員6名 = 計60名
(写真提供:広報部 中鉢芳子会員)
冬の水分補給について「かくれ脱水」にスポットを当て、冬も脱水症になる危険性があること、水分補給の大切さをお話しました。
夏は自然と水分補給がされ、さらに命を守る行動を採るようにとの呼びかけがあるものの、冬は汗もかかないし喉も渇かないので、夏のように自覚して水分補給をしない傾向にあることを振り返り、冬には冬特有の「かくれ脱水」という脱水が潜んでおり、放っておくと脳梗塞や心筋梗塞への危険性が増加してしまうので、本人が気づかないところを家族や周りの人が気を付けてあげ、互いに脱水にならないようにすることが大切であることを主眼に進めました。
概略は
かくれ脱水とは排泄量のうちの皮膚からや呼吸などから失われる水分である不感蒸泄の部分であり、気付かないうちに失っている水分であること。そしてかくれ脱水は脱水症状になる一歩手前であること、本人は脱水状態に気づいていないので対処もしないことなど特徴を説明しました。
では、失われる水分である体液はどんな成分からできていて、どんな役割を果たしているのか、この体液が減少したらどのような症状が発生するのかなど脱水症についての確認。こうした症状をほっておくと血液濃度が高くなり、いわゆる血液ドロドロ状態になって、心筋梗塞、脳梗塞などの危険性が高まることを説明しました。
夏の脱水では熱中症が危ぶまれますが、冬のかくれ脱水では脳梗塞や心筋梗塞が危ぶまれていることをご理解いただけるよう難しい言葉を使わず丁寧に説明することを心がけました。
そして主な原因、チェックポイント、対策をお伝えしました。
脱水症のチェック方法として手の甲を撮む方法、爪を押す方法、体からのお便りとして単に用を済ませるだけでなく尿の色を見て体の水分量の適否を判断することまでをしてきてほしいことをお伝えして終わりにしました。今回はパワーポイントを使用。