引き続き中止となりましたが
2月19日新郷公民館で予定されていた講演内容です。
一般的に「甘いものが好きな方?」と尋ねると会場の8割くらいの方が手を挙げてくださいます。「甘いもの嫌いな方は?」にはほとんど手は上がりません。何人かはいらっしゃいますが。今や“甘いもの”が我々の生活に“無くてはならないもの”になってしまったのは何故か。一つには、砂糖には常用することで中毒になり麻薬と似た性質があるためです。精製過程も似ています。
けしの実(植物)→アヘン→モルヒネ→ヘロイン(白い粉)
サトウキビ(植物)→糖 蜜→黒 糖→砂 糖(白い粉)
できることなら体に必要な糖質は、砂糖からではなく玄米などの全粒穀物から摂ることが望ましいです。しかしながら、砂糖の魅力に取り憑かれてしまった以上、病気にならないよう上手に利用しましょう。
血糖値を急上昇させない低GI値の果物や無糖のヨーグルトをデザートに。食物繊維、ビタミンミネラル、ポリフェノールの豊富な食材が含まれたおやつを、例えば小豆を砂糖控えめで煮たものを緑茶とともに。
最近では市販品にも砂糖控えめ、不使用の和菓子洋菓子が増えてきました。それらには、機能性糖質や人工甘味料が広く使われています。次回、その長所短所にも触れたいと思います。