令和3年12月22日
県老連健康づくり大学
海老名則子 会員
講演前の「起立、礼」の号令に一瞬緊張感が体中駆け回りましたが、それだけに熱心さも伝わりました。
「看護」と「介護」の言葉の違い等体験を織り交ぜて話させていただきました。
介護と言っても其々異なり適格なものを見出す事は難しい、
そこで自分、家族にリスクを負うようになってからではパニックになりがち、
不謹慎な考えと思いがちですが心身共に健康な時こそ、家族、周囲の方々と会話し、忘れないように記録することも重要な事の一つだと思います。
実際介護保険がスタートした頃に舅を在宅看護。その時の「舅の健康記録&介護日記」をこのコロナで断捨離している最中に見つけました。
介護の気持、される側の気持も全てその当時の心の有様を記し、介護は決して優しい気持ちだけではなく工夫が必要です。そこで暗号のような文字が記してありました。
「か、き、く、け、こ」です。色々な心構えと介護用品の工夫でした。その当時介護は女性がやるのが当然の風潮でした。
でも今は違います、家族皆では勿論ですが「自助、共助、互助、公助」を上手く取り入れながら介護する。
そして健康寿命を長くする為には「テクテク(運動)、モグモグ(食事)、ニコニコ(人との関わり)」を実践することで現実化するでしょう。
安易に老人施設への入居希望、高額費用の施設へ入居を希望しても、施設で働く方(ヘルパー)が減少傾向の今、「終の棲家」が「悲惨な棲家」になる事だって有ります。
健康寿命を長くして介護年数を短くする事が次世代への最高のプレゼントになると思います。