4月15日 新郷公民館

中村勇 会員

今回初めてトークのみの講演にしました。

この体験によって、いままでと少し違った感触がありました。それは、パワーポイントを使うと、聴講者の目は投影されているスライド、耳は私の声、と言うように聴講者の意識が二分されてしまう。それがトークだけだと聴講者の意識すべてが講師の私に向けられる、という感触があり、聴講者の反応が敏感なものを感じました。勿論内容によってはパワーポイントを使った方が講演の内容によっては分かりやすい面もありますから、両者を使っていきますが、今回貴重な体験をしました。

講演内容ですが、先ず「WHO」憲章の冒頭にある健康の定義から話を進めました。所謂、我々にとって健康とは「基本的人権」の一つである事。その中での私たちの生活で「無病息災」と言う反面「一病息災」という考え方も在るという捉え方。でも「もっと健康になりたい」そんな心理に忍び寄るのが、カプセルや錠剤と言ったサプリメントを始めとする健康食品。それらの宣伝文句本当ですか?を投げかけました。

グルコサミンと言うのはアミノ糖という糖の一種、コンドロイチン、コラーゲン、〇〇酵素というものはタンパク質なので、こういうものを口から摂取した場合、我々の身体でどう吸収されるのかを話しました。

では私たちにとって「正しい健康法」とは、に進めました。「健康のためには、一日一万歩」「健康のためには腹八分目」本当でしょうか。

大切なのは自分に合った適量を見出すこと。そして、欠かすことのできないのは口腔ケア「歯の検診」。町の健康診断には歯の検診は在りません。

そして最後、本日の講師である私からの提言「日常の生活の中で、怒らない・イライラしない・よく笑う」を提唱して講演を締め括りました。